3人の強盗が、逃げ込んだ廃屋で過去からの手紙に返事を書き相談に乗るというお話です。強盗の、大抵の人は自分の選択が正しいか確かめるため誰かに相談するんだというフレーズが最も印象に残りました。自分がどのように行動すべきか、どの道を選ぶべきかという壁に当たった時、実は心の中では既に答えが出ているということです。お話の中に出てきた相談者たちのように、私も揺るぎない信念をもって困難を突破していけるはずだ!という勇気をもらいました。
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「ふとした話がふとしたところで繋がる物語」だと感じました。視点変更が多い本でした。物語は翔太・敦也・幸平の3人がある家に泥棒に入った後、閉店した雑貨屋さんであるナミヤ雑貨店に逃げ込むところから始まります。個人的には、章が進むにつれて変化していく敦也の心情が好きです。3章以降は、気づけばどんどんページをめくっていました。東野圭吾さんの本は初めて読みましたが、面白かったです!